アメリカの保育園見学にいってきた件

 

最近いろいろあってストレスがたまっているのか、ストレスのインディケーターである吹き出物の出現が観察されている今日この頃。

 

 

さて、強風吹きまくる中、オフィスの同じフロアにある保育園の見学に行ってきた。

今週がopen house(見学会みたいなもん)ということを聞いていたので。

http://www.brighthorizons.com/

 

 とにかくすごく良いところだと思った。

 

備忘録がてら覚えていることを忘れないうちにメモ(妻にも聞いて一部修正しました)。

 

・収容140人、infant5クラス、toddler5クラス、preschool 2、kindergarten 1の全13クラス。

・先生と子どもの比は年齢によって異なる。infantだと2:5 toddlerだと2:7 preschoolだと2:20だったかな?(忘れた)

・先生(みている人)は皆マサチューセッツ州公認(の保育士?)

・infantは人数と同じだけクリブ(策付のベッド)がある。

・infantは土足厳禁。

・オムツ交換時は手袋装着、ディスポペーパーを敷いている。

・ランチは電子レンジなどで温めたりはしない。

・ランチBOX、個人の道具などの棚には子と親の名前、子の顔写真が貼ってある。

・preschoolはスイミングもする。

・infantも(食事の前?)は石鹸で手を洗っていた。

・都合良いときだけ預けるような一時預かりは無し。プランは、以下から選ぶ。

2日/週(曜日は固定)、3日/週(曜日は固定)、5日/週

9時間/日・10時間/日・11時間/日・12時間/日

時間は朝6時半から夜6時半の間からえらぶ

・毎日A4で1ページくらいの連絡ノートみたいなのを書いてくれる。

・毎週journal(写真付きの日記みたいなの)を出してくれる

・2カ月に一度だったか(この頻度も年齢により異なる)親と先生でミーティングをする。

・ランチは持参。スナックは提供してくれるらしい。

・(ビルの4階にあるけど)安全な屋外のplay ground併設

・かなり長いwaiting listがあるらしい

ストローラーは保育園においていける

・保育士さんは女性だらけ(日本よりも女性ドミナント?)

・気になる料金は勿論時間次第ですが、infantだと1100ドル/月~2500ドル/月くらい(毎年4-5%上昇するらしい。不動産よりはマシ)

・感想としては、かなり清潔で明るくてよい印象で安心して子どもを預けることができそう。

 

覚えていることはこんなところ。

 

 

ちなみに調べてみると、株式会社(ナスダックに上場)らしい。

http://en.wikipedia.org/wiki/Bright_Horizons_Family_Solutions

説明してくれた人も言っていたけど、アメリカに留まらずかなりのチェーン展開しているらしい。

日本で子育てしたことが無いので、日本の保育園の質・料金などがわからず日本の「普通」と比較できないけど、確かに利用料金はかなり高いけどそれだけの質を担保している印象(良いものを安くなんて無理ですよね)。

また(私には無いけどー)常勤で勤務している人は、職場からの補助があったりするようなので、実際の個人負担額は、もっと減るようだ(職場にもよるでしょうが)。

まー職場の補助がどんくらいでるのかしらないけど、それなりに所得がある人じゃないと利用できないですね。

まぁただFBでも繰り返し述べているように、こちらの物価の感覚(購買力)は、日本の1.5‐2倍くらい(例:ボストンの家賃は、多分山手線の内側よりも高いです、地方政令都市の2倍くらいします。例外的にコーヒーは安い気がしますが)なので、単純にレート換算では実際の感覚と違うと思います。

おそらく市民の負担感は日本でいうところの5-12万円/月といったとこじゃないでしょうか。

いわゆる「それなりの仕事をしている女性(キャリア系の女性。身近なところでは医者、研究者などはみなさん生後間もなく預けまくっています)」であれば、こういうところに預けてすぐに仕事するんだろうなぁと思いました。

 

 

日本の保育園事情を調べましたが、月の負担額は収入により異なりますが、調べた限りでは高くても7万円くらいの様でした。

個人的には、上限を設定する必要はないと思うけどねー。

上限を設定しなければ、金持ちのために私立保育園が増えて、それが増えることで市町村の負担も減るし、雇用も生まれるし、金持ちがさらに働けば税収にもなるし、金持ちの文句も減るでしょう。

調べた限りでは特に足りないのは、0‐1歳時を預かるところの様で、それは単に人件費が余計にかさむので、普通にやってはペイしないので、0-1時をみてくれるところが増えないという(当たり前の)構図のようですが、次善の策としては、多少大きな出費をしても0‐1歳時を預けてでも働きたいという人もいるでしょうから、そういう人をカバーするためにも、アメリカみたいに私立が増えてもいいのではと思いました(特に東京は金持ち多いんだし)。

 

 

ちなみにいろんな区市町村の保育園料金(設定:3歳未満、最高所得)を調べましたが、地元の新潟県三条市が飛びぬけて安く3万円程度でした(もっと安いところありますか?)。

ほとんどの市町村が最高所得レンジでは負担が7-8万でした。

最初は、三条は田舎だから金持ちがいないから天井が低いのか?と思いましたが、決してそうではなく、同じ規模の田舎でも上限はだいたい6-7万円くらいでした。

三条市の市長は当時最年少で市長になった総務省出身の人で、子ども福祉政策に重きを置いているようなので、その色が出ているのかなーと思いました。友人夫婦と話しましたが、月7-8万とか言われると自分で見ようかなとか思いますが、(仕事がある人なら)月3万円なら預けてがんばって働きたいと思いますよね。

 

まぁとにかく、少子化がやばいと叫ばれて久しい日本ですが、高齢者の医療費はべらぼうに安いのに保育園の料金は高いまま全然変わらない(と思う)のは、ずるいよなぁと思った次第です(結局意識は日本に回帰・・)。

少子化」って「医師不足」と同じで、あまり解決する気が無い?としか思えません(いや、医師不足、よりはマシかも)。

 

勉強になった。

 

とりあえず我が子は、おっぱい離れ&親離れ(どちらかがいないとまぁ泣く)が先決だな。